モリオン(黒水晶)は主に中国・チベット・ロシア等で採掘されています。
今回のモリオンは、中国山東省(Shandong, China)で採掘されました。
加熱や放射線照射が行われていない天然の黒水晶です。
表面は緑泥石に覆われ、至るところにカルサイトが結晶している、天然黒水晶のクラスターです。
世界的な黒水晶の産地である山東省産のモリオンは非常に珍しくとても人気の高いアイテムです。
黒色の水晶の中でも、強い光を照射しても透けないものを「モリオン(黒水晶)」と呼び、数ある石の中でもおそらく最も強力な魔よけ石の一つと言えます。
あらゆるタイプのマイナスエネルギーから持ち主を強力に守ってくれる石だと云われております。
古くから「魔除けの石」とも言われているモリオン(黒水晶)、本物のモリオンはとても貴重でなかなか手に入りません。
悪霊払い、邪気払いや魔除けにはモリオンが効果的だといわれています。
モリオンは、主に花崗岩ペグマタイトの空洞内で形成されます。
巷では、これはスモーキークォーツなのでは?といった黒水晶も多くみられますが、「スモーキー・クォーツ」は、茶褐色で光の通りをを感じるもの、「モリオン(黒水晶)」は完全に光を通さない真っ黒なものと、することが多いように感じます。
では、モリオンとは何でしょうか?
水晶は高温の熱水中でケイ素が結晶したものです。その中に何らかのイオンが存在していた場合、土中で天然の放射線を受けると色づきます。
少し詳しく説明すると、水晶の元となるケイ素は無色ですが、自然発生するものですから結晶中に色々な成分も混じります。
何らかのイオンが混じり合ったケイ素の熱水が結晶を始めたとしても、それは無色のままです。
しかしながらその水晶が、何かの自然影響を受けますとその成分が色になってあらわれるのです。
黒くなるには、アルミニウムイオン+放射線が必要です。
(因みに、アメシストとシトリンは鉄イオンの影響が主原因で色づいていると考えられています。)
しかし、全部の水晶が放射線の近くに育つわけではありません。
近くに放射線が無い水晶は無色のままです。